お肌の保護・湿疹による痒みケアに・・・カレンデュラ

お肌のケアに活用したいハーブの一つ
カレンデュラ。

ほかにもジャーマンカモミールなどもお肌ケアには適していますが、今回は我が家にも
咲いているカレンデュラを取り上げます!

カレンデュラのことはハーバルセラピストの勉強で出てきます。
和名:トウキンセンカ。
学名:Calendula officinalis
別名:ポットマリーゴールド。
科名はキク科で使用部位は花部。

主要成分はカロテノイド(ルテイン、リコペン)、タラキサステロール
フラボノイド(クエルセチン)、苦味質。
カレンデュラには皮膚や粘膜を修復、保護する作用のほか、消炎や抗菌作用があります。
古くから傷などの手当に用いられていました。
痒みや肌荒れにはカレンデュラの浸出液を湿布にしたり、カレンデュラをオイルに漬けこんで浸出油(インフューズドオイル)にし、ミツロウと混ぜて軟膏にしたりして活用できます。
私は面倒くさがり屋なので、カレンデュラの浸出油をそのままフェイスオイルとして使用したり、好みの精油を入れてお肌のお手入れに活用しています。
カレンデュラはカロテノイドを含んでいると先にお話ししましたが、カロテノイドは脂溶性の成分ですから、オイルに漬け込むことで成分をしっかり抽出することができます。

このカレンデュラオイルは乳幼児のお肌のケアにも使用できます。
オムツかぶれや湿疹のケアにうす~くカレンデュラオイルを塗布してあげたり、汚れを拭くのにも良いでしょう。
妊娠線の予防や手荒れにも活用できます。
市販のものを購入すると結構なお値段だと思います。
カレンデュラオイルを手作りすると、出来上がるまでには2週間程時間がかかってしまいますが、コストを押さえることができるので、心置きなく使用することができますね。
オイルに漬けこんだり、軟膏にするのも面倒な場合にはお茶(ティー)として飲んでもよいです。皮膚や粘膜の修復作用がありますので、胃の不快や胃潰瘍にも良いですし、ルテインが含まれていますので眼の健康維持にも良いでしょう。
ドライのカレンデュラをティーパック(茶パック)などに入れ、お風呂に入れれば手軽にハーバルバスになります(ちょっと贅沢)。お茶として作ったものをバスタブに入れても良いですし、成分が少なくなりますが、お茶として楽しんだあとの出がらしを捨てずにバスタブに入れて再活用してもよいでしょう。消炎作用や抗酸化作用もありますので、痒みや傷だけではなく、美肌作りにも適していますね。
ハーバルバスはカレンデュラだけでなく、お好きなハーブで手軽に作れますので試してみてくださいね。
注:カレンデュラはキク科ですのでキクアレルギーがある方の使用にはご注意ください。また、妊婦さんも使用は控えましょう。

みんなの肌潤風呂