介護福祉士養成校でのアロマセラピー講座
7月3日(水)の午後。
優和福祉専門学校にて介護現場や日々の生活に役立つアロマセラピーの講義をしました。
私自身、若かれし頃は養護老人ホームや特別養護老人ホームで介護士として実際に働いていました。
現在は介護支援専門員なので直接介護をする側ではありませんが、沢山の介護を必要な人やその家族と関わらせて頂いています。
今年の2年生は17人(昨年は10人)。その中でアロマセラピーを実際にしたことがある(活用したことがある)生徒は2名ほど。
意外でしたが、若い世代では活用方法を知らなかったり、そもそも必要なかったり・・・??するのかもしれませんね。
毎年使用する精油は10種類ほど。今回は・・・
シソ科:スイートマジョラム、ラベンダー、ローズマリー、ペパーミント
ミカン科:スイートオレンジ、レモン、グレープフルーツ
フウロソウ科:ローズゼラニウム
フトモモ科:ティートリー、ユーカリ
これらの精油の基本的なことを学んだあと、研究事例や活用方法を紹介し、実際にアロマルームスプレーを作成してもらいました。
マッサージオイルや化粧水などの作成もできますが、皮膚に直接塗るものですと、もしも肌に合わないことがあってもいけませんので、担任の先生と相談し毎年アロマルームスプレーを作成してもらっています。
今回一番人気だった精油はスイートオレンジ!(41%)
二番目にはユーカリがランクイン。(35%)
ちなみに3番目はグレープフルーツ、レモン、ティートリー(29%)でした。
意外に不人気だったローズマリー(5%)・・・。若者世代には選ばれず・・・。
記憶力アップや認知症予防に選ばれる精油だけあってか??シニア世代の講座ではほぼ全員が選んでいましたが・・・( ´艸`)。
このように、世代によって好まれる香りは違うんだな・・・ということも改めて実感。
香りの感じ方の違いは本当に興味深いですね。
今回受講した生徒たちはこれから国家試験を受け、卒業後は主に介護施設や障がい者施設等で働くことになると思います。
精神的にも身体的にもきついと感じることもあることでしょう。そんな時にはぜひアロマセラピーを思い出して、難しいことは抜きに、好きな香りを選んで試してほしいと思います。
そして、機会があれば担当する利用者様やそのご家族様にも講座で学んだこと生かして、視野の広い介護福祉士さんになってほしいと願います。
また来年、新たな生徒たちにお会いできることを楽しみにしています。