夏だ!ビールだ!暑気払いだ~!・・・ってあなたの肝臓大丈夫?
あなたの肝臓大丈夫ですか?
観測史上最速で6月29日に山梨も梅雨明け。
夏本番です!
毎日35℃近く気温が上がっています。
そんな毎日ですから、ビールが美味しい。
いえいえ、ビールに限らず、ハイボールやサワーも美味しい!
暑さに負けるもんか!え~い飲んでしまえ~~!!
って・・・。これ私です。
私はあまり甘いものは飲みませんが、この時期はアルコールだけではなく、ついつい冷たいジュースや炭酸飲料も飲んじゃいますよね。
でもどうでしょう。
こんなことをしていると、やっぱりあそこの臓器が疲れちゃうのでは?
そうです。
肝臓です。
肝臓は、タンパク質や糖質、脂質を分解したり、脂質の消化や吸収、そして胆汁を作ったり、アルコールや医薬品を解毒する働きがあり、皮膚以外では、人体最大の臓器で重さは1㎏ほどあります。
肝臓の機能が低下した状態を総称し、「肝機能障害」と言いますが、肝硬変や肝炎、肝硬変がそれにあたります。
肝機能障害になると、疲れやすく、食欲不振、胃腸障害、痒みなど様々な症状が現れます。
疲労やストレス、ウイルス感染、薬剤などの化学物質の過剰摂取、血流の低下などにより引き起こされ、診断は血液検査で酵素の上昇があるかどうかで判断します。健康診断などでGOTとか、GPTなどと書かれている部分です。
治療としては、肝臓の機能を回復させるために十分な休養と栄養を取ること。そして、薬などを服用します。
では、メディカルハーブやアロマテラピーを活用する場合はどんなハーブや精油が活用できるでしょう?
≪メディカルハーブ≫
メディカルハーブで肝臓3大ハーブとして挙げられるのは、アーティチョーク、ダンディライオン、ミルクシスルです。
まず、アーティチョークですが・・・。これ、飲んでビックリします!良薬口に苦し!
シナロピクリンという苦味成分が含まれており、とにかく苦い。この苦味質は肝機能の促進や胆汁分泌を促進しますので、肝臓が弱っている人にはありがたいハーブです。
ダンディライオンにも苦味成分が含まれています。タラキサシンという成分ですが、消化管や肝機能を活性化し、胆汁の排泄をスムーズにします。アーティチョークのような強い苦味ではないので、普段飲むぶんにも辛くないと思います。肝臓の修復や強壮作用があります。
三つ目のミルクシスルは肝臓の細胞膜を修正したり、有害な活性酸素を捉えて無毒化し、肝細胞を保護したり、修復します。ミルクシスルは種子を使用しますので、お茶にする場合にはつぶして(粉砕)から使用しましょう。サプリメントとして摂取するのも良いでしょう。
その他に肝臓に良いとされるハーブは、「ウコン(ターメリック)」でしょうか。黄色色素のクルクミンが肝臓や胆のうの機能を促し、血液中のコレステロール値の調整やアルコール性肝炎の予防に役立ちます。飲酒前にウコンの粉末を少量のお湯に溶いて飲むと、肝臓が守られます。
ウコンは春ウコンより、秋ウコンの方がクルクミンンの量が豊富です。
≪アロマテラピー≫
肝臓の強壮や胆汁の産生を促すという目的であれば、ローズマリーを温湿布として使用する方法があります。ローズマリーに含まれるケトン類であるベルべノンという成分が肝臓へ働きかけます。
解毒作用を促すため、オレンジやグレープフルーツとブレンドして使用しても良いでしょう。