しわとたるみ・・・。増やしたくない！

女性なら誰しもそう思うでしょう。
私の場合は・・・ニュージーランドで浴びた紫外線。スキー場で浴びた雪の照り返しと乾燥。
ジョギングで浴びている紫外線。季節の変わり目の乾燥・・・。
様々な環境が私の肌にダメージを与え、おでこ、目尻にたくさんのしわ、そしてたるみ。
年を重ねれば仕方がないというのも本当ですが、やっぱり年齢より若く見られたいのは私だけではないはず！？
日頃のお手入れや生活改善で老化肌を予防できるならやってみるべき！
というわけで、今回は老化肌をできるだけ進行させないための植物療法（美容法）をまとめてみました。

お肌の老化は、主に乾燥・女性ホルモンの低下などの皮膚の状態変化、紫外線、細胞の酸化、肌の糖化が原因と考えられています。
乾燥や女性ホルモンの低下、紫外線などがしわやたるみの原因となることは何となく知っていると思います。
でも、細胞の酸化や肌の糖化と聞いてもいまいちピンとこないのではないでしょうか？

細胞の酸化。

ヒトは呼吸により酸素を取り入れていますよね。酸素はミトコンドリア内でエネルギーを作る化学反応に使われる際、活性酸素になります。この活性酸素は脂質で構成されている細胞膜を攻撃し、細胞を酸化させてしまいます。ということは、皮膚ではコラーゲンなどを硬くし弾力を失わせ、老化を早める原因となってしまいます。こんなことを書くと、つい呼吸するのを止めたくなってしまいそうですが、ヒトが生きていく上では酸素を取り込み、エネルギーを作るために呼吸をしないというわけにはいかないですよね。
でも、できるだけ活性酸素を過剰に発生させないようにすることは可能です。
活性酸素ができやすい原因は紫外線だったり、ストレス、喫煙、大気汚染、添加物の多い食事などと言われています。それらを改善していけばよいわけです。
この活性酸素、悪者というわけではなく、体内に侵入した細菌などを取り除く役割もありますので、あくまでも過剰に発生させない生活が大事です。

次に、肌の糖化。

たんぱく質と過剰に摂取した糖が結合することを糖化と言います。
トーストしたパンや、ホットケーキ、ローストしたお肉などとっても美味しいのですが、あの食欲をそそるこんがりとした色（褐色）と芳香はたんぱく質と糖が結合してできた賜物。古くなった本なども黄ばんできますよね。あれもたんぱく質と糖が結合した結果です。
「ゲッ。」って感じですよね。この現象。私たちの体の中でも起きています。
私たちの体の中には糖やたんぱく質も存在していますし、その触媒もあります。そして生きている以上、熱（体温）もあります。ほら。完全に糖化しちゃいます。
このように、普段の食事でも普通に糖化してしまうのですから、体に取り入れる食べ物や飲み物には注意が必要なのですね。

メディカルハーブではどんなハーブがお勧めか。

今回はしわとたるみなどの老化肌についてクローズアップしましたので、それに関連するハーブを紹介したいと思います。

ローズヒップ

ビタミンCがレモンの２０～４０倍も含んでいる「ビタミンCの爆弾」です。
ビタミンCにはコラーゲンを生産するために必要なビタミンなので、積極的に取りたいですね。
ローズヒップに含まれるフラボノイドはビタミンCの働きを強化してくれます。
そのフラボノイドが豊富なハーブと言えば、「エルダーフラワー」です。
ローズヒップとエルダーフラワーをブレンドして飲めば、ビタミンCの効果を高めてくれますね。

スギナ

ケイ素を多く含んでおり、古くから難治性の外傷に用いられてきました。
ケイ素にはコラーゲンやエラスチンなどの結合組織を強化する働きがあるので、しわやたるみが気になる場合に、ティーにして摂り入れるとよいでしょう。

ウスベニアオイやマシュマロウ

粘液質を含むので、乾燥した肌の保湿にパック剤として使用するとよいでしょう。

アロマテラピーではどんなハーブを選んだらよいか。

パロマローザ

皮膚細胞の活性化や潤いや弾力を回復させる作用がありますので、しわやたるみなどの老化肌にはありがたい精油です。

フランキンセンス

肌を潤して、柔らかく（エモリエント）する作用があり、乾燥や老化肌になどアンチエイジングにお勧めできる精油です。

ローズウッド

肌の細胞を活性化し、アンチエイジング効果も期待できます。ハリのない肌や乾燥が気になる時に使用すると良いでしょう。

精油の活用

精油は化粧水にしたり、オイルや軟膏（クリーム）にして使用しても良いですし、リラックスのために芳香浴で楽しんでも良いでしょう。ただし、精油を手作りコスメとして使用する場合は濃度（１％以下）に注意し、禁忌を確認し、必ずパッチテストを行いましょう。
スキンローションの作り方：http://oliveleaf-aroma.com/resipibeya/skinlotion/

今回はしわやたるみを取り上げました。肌の衰えは乾燥・女性ホルモンの低下（年齢）などの皮膚の状態変化、紫外線、細胞の酸化、肌の糖化が主な原因です。
生活習慣や食事なども見直しつつ、植物療法も取り入れて若々しいお肌を保って行きたいですね！

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