MULBERRY マルベリー

学名 Morus  alba
和名 クワ
科名 クワ科
使用部位 葉部
主要成分 デオキシノジリマイシン(DNJ) γ-アミノ酸(GABA) クロロフィル
フィトステロール(シトステロール) ミネラル(鉄、カルシウム、亜鉛)
作用 α-グルコシターゼ阻害による血糖調整
適応 高血糖や肥満などの生活習慣病

マルベリーの葉に含まれるデイキシノジリマイシンは二糖類分解酵素であるα-グルコシターゼの働きを阻害し、食後の血糖の上昇を抑制するため、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防に活用されています。小腸で吸収を抑制された大腸に運ばれた糖類は腸内細菌によって分解され、乳酸や酢酸などの有機酸を形成するため腸内環境を改善し、整腸作用をもたらします。
鎌倉時代に栄西禅師が「喫茶養生記」で桑の葉を取り上げ、飲水病(現在の糖尿病)に飲用を勧めていました。
ダイエットや血糖値の上昇を抑制することを目的とする場合は、マルベリーのティーは食前に飲むと良いでしょう。ただし、栄養をとらなければならない人や糖尿病でお薬が処方されている人は医師に相談するなど、注意が必要です。

糖煎坊