PASSIONFLOWER パッションフラワー
学名 Passiflora incarnata
和名 チャボトケイソウ
科名 トケイソウ科
使用部位 地上部の全草
主要成分 フラボノイド(アピゲニン) フラボノイド配糖体(ビテキシン)
アルカロイド(ハルマン、ハルモール)
作用 中枢性の鎮静 鎮痙
適応 精神不安 神経症 不眠 高血圧
パッションフラワーは「植物性のトランキライザー(精神安定剤)」と呼ばれ、向精神性ハーブに分類されますが、作用が穏やかであるため安心して用いることができます。
欧米の先住民のチェロキー族やメキシコのアステカ族が用いたという歴史が残されています。
科学的研究によれば、精神的な緊張やそれに伴う頭痛、不眠などを改善し、自発性の運動や神経の頻脈を抑え、落ち着きを取り戻します。
単独でも用いられますが、ジャーマンカモミールやバレリアンのような鎮静系のハーブとのブレンドとして用いられることが多いです。ドイツではマイルドな強心剤としてホーソンとブレンドして用いられているそうです。
ちなみに、パッションフルーツは「クダモノトケイ」の果実であり、パッションフラワーとは異なるものです。