文化活動、ボランティアなど地域活動が希薄になる今日。フレイルへの恐れ。

アロマテラピーやハーブには関係なさそうな題材とお思いですか?
そうです。直接は関係ないかもしれませんが、趣味としてはいかがでしょう。

私はケアマネ(介護支援専門員)です。
ケアマネになり、早16年になります。
介護福祉士としての現場での経験(12年)より、ケアマネの経験の方が長くなりました。
実年齢がバレますね(笑)

ケアマネはとにかく研修が多いことが知られています。
そして、ケアマネ経験が長くなると、研修のお手伝いをすることも増えてきます。
研修のお手伝いは通常業務の傍ら行うので、正直とても大変です。
ですが、受講生と一緒に講義を受けられると言う特典もあります。
今日は、その講義の中で改めて活動性の低下による生活への影響について危機感を感じたので書きとめておきたいと思います。

現在新型コロナの感染予防で自粛生活が求められています。
大勢で集まったりすることや、施設等でもカラオケを控えたり、声を出すレクリエーションには細心の注意をはかったり、今まで楽しく行えていた活動が気兼ねなくできなくなっています。
私自身も地域でのアロマやハーブのボランティア活動を休止しています。

在宅医である先生の講義の中で、フレイルになるリスクという話がとても印象に残っているので紹介します。
フレイル(虚弱)予防と聞いた時、私は単純に筋力トレーニングをしていくことが予防だと考えていました。
しかし、データでは文化活動やボランティアなどの地域活動をすることが非常に有効だというデータになったということ。
運動、文化活動(様々な趣味:文部科学省ホームページ参照)や地域活動(ボランティア等)を全部できればもちろん予防には一番よいのですが、身体活動はするけど、文化活動や地域活動をしないグループより、身体活動はしないけど、文化活動や地域活動をするグループの方がフレイルになりにくいというデータがあるということを知り驚きました。
もちろん体を動かしたり、運動することは筋力や体力維持には重要ですが、趣味活動や他者との交流などを続けることがやっぱり大事だったんだと深く関心しました。
そしてフレイル予防に大事なこととしてもう一つ。栄養。
食べられることは非常に大事ですね。

さて、最近の私はどうでしょう。
栄養だけはばっちりですが・・・・。
仕事以外で、人と交流することがめっきり減りました。
研修や会議もズーム。ズームは便利ですが、実際に合うのとはなんか違う。
日本舞踊のお稽古は時間がとれないことが増え、休みがち。
着付け教室は先生の都合で終了してしまったし。
仲間は医療福祉関係の人が多いので、感染症予防からお互いに合うのを控え、飲みに行ったりもしていません。
しなければしないで通せてしまうのも事実。
それに、楽だし。
楽をするにはどうすればいいかなぁ・・・なんて考えちゃったり。
完全に悪循環・・・。

いかんいかん!

ケアマネとしてもセラピストとしても失格!

私には大好きなアロマテラピーとメディカルハーブがある!
生活に役立つ自然の恵みを活用した、実用的で体に優しい素晴らしい趣味が!
というわけで、
今年は講座開催をして、生徒さんにも自分にもWinWinなひと時になるよう頑張りたいなと思います。
もちろん、感染症予防をしながらね。