このお部屋では植物油12種類について紹介しています。

アボカド油

和名でワニナシの名を持ち、こってりとした果肉は栄養豊富で美味しいです。
果肉を圧搾法で採取します。
オレイン酸を60%~90%、その他、リノール酸やパルミトオレイン酸、ビタミンA、B群、Eなどを含んでいます。
お肌への浸透性に優れており、保湿ケア、紫外線対策に良いでしょう。
粘度が高く、油っぽいと感じる場合はほかのオイルと混ぜて使用するとよいでしょう。
香りはわずかに香る程度。

オリーブオイル

オリーブの果肉を圧搾して採取されます。
オレイン酸を70%~85%ほど含み、パルミチン酸やビタミンAやEが含まれ、乾燥肌のケアやシミやしわの予防に役立ちます。
いくつかのグレードがあり、滑りの重いものもあれば軽いものもあります。香りはわずかにあります。

グレープシードオイル

ブドウの種子を圧搾して採取されます。
軽くさらっとした感触で、トリートメントする時にのばしやすいオイルです。他のオイルの軟化剤として使われます。
リノール酸を60~70%、オレイン酸を20%程度、ビタミンEも含まれています。
皮膚に潤いを与え柔らかくします。肌のクレンジングやトリートメントに使用でき、乾燥肌~脂性肌の人に向きます。
やや酸化しやすいので早めに使用しましょう(開封後2~3カ月)。

ココナッツオイル

ヤシ油とも呼ばれます。ヤシの胚乳を圧搾して採取されます。
飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。常温では固体で、体温で温めると液体になります。
さらっとした使い心地で、わずかにココナッツの香りがします。紫外線から肌や髪を守るので、「サンオイル」として利用されます。

ゴマゴマ油

セサミ油とも呼ばれます。種子を圧搾して採取されます。
オレイン酸40%、リノール酸30~40%含み、抗酸化物質であるセサモールやビタミンE、ミネラルなども含むため、酸化しにくく、長期間の保存が可能です。
老化予防や血行促進(デトックス効果)によいでしょう。
わずかに香る程度です。

小麦胚芽小麦胚芽油

ウイートジャーム油とも呼ばれます。胚芽を圧搾して採取されます。
リノール酸50%、オレイン酸20%、リノレン酸10%含み、ビタミンEを豊富に含んでいますので、抗酸化作用に優れています。
粘りがあり、重い感触なので、抗酸化剤として、酸化しやすいオイルに混ぜて使用すると良いでしょう。
しもやけや肌荒れ、乾燥肌、老化肌を整えます。

植物性スクワラン

主にオリーブ油を圧搾、分留、水素添加し、作られます。
さらっとした使用感で、肌への浸透性も高く、乾燥肌に良いでしょう。
顔以外に全身や髪の毛にも使用できます。
刺激やアレルギーの危険性も低いのも特徴ですが、品質が良いものを選びましょう。

スイートアーモンド油

種子を圧搾して採取されます。
肌へのあたりが柔らかく、昔から化粧油や化粧品の原料になってきました。
オレイン酸を70%、リノール酸を20%ほど含んでいます。ビタミンAやB群も含まれており、抗炎症、保湿、皮膚の軟化作用があり、日常的なお肌のお手入れに活用できます。
やや酸化が早いので、3~4カ月で使い切るようにしましょう。

月見草油

イブニングプリムローズ油とも呼ばれています。種子を圧搾して採取されます。
リノール酸を70%、リノレン酸20%を含んでおり、非常に酸化しやすいオイルです。
体内でプロスタグランジン(生理活性物質)に代わるリノール酸、リノレン酸を過不足なく摂取することで、免疫力を強化し、アレルギーなどのホルモンバランスを調整するとされています。
乾燥肌、老化肌、血圧降下、関節炎、湿疹、PMSなど幅広い効果があります。
他のオイルとブレンドして使用したり、サプリメントとして摂取するのも良いようです。

椿油

カメリア油とも呼ばれます。
種子を圧搾して採取されます。オレイン酸を90%を占め、酸化しにくいオイルです。
日本では古くから使用されています。肌に優しくなじみが良いオイルです。
紫外線から肌を守り、ヘアケアにも効果的です。

ホホバ油

種子を圧搾して採取されます。
植物性の液体ワックスで低温で固まり、室温でもとに戻ります。
酸化しにくい特徴があります。
肌の炎症、ニキビ、脂性、老化肌に向き、しわやシミを予防します。
ヘアケアとしても活用できます。


マカダミアナッツ油

種子を圧搾して採取されます。酸化しにくいオイルです。
オレイン酸を60~70%ほど含み、人の皮脂に含まれるパルミトレイン酸を20%ほど含んでいます。
ビタミンAやE、B群も含まれ、肌へのなじみが良いので、乾燥し過ぎた肌や、老化肌に使用すると良いでしょう。
高齢者の方へのトリートメントに使用する時に用意しておくと重宝します。



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